Skebで依頼が来ないのはなぜか。1カ月やってゼロだった話
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Skebで募集を出して、待っていました。1カ月やって、依頼はゼロでした。pixivリクエストも同時期に出して、こちらもゼロ。どちらもやめました。
「自分の書くものに需要がないのか」と最初は思ったのですが、あとで仕様を読み直して、そういう話ではないと分かりました。この2つは、そもそも自分のような人間が依頼をもらえる作りになっていなかったんです。同じことで悩んでいる人がいると思うので、何が起きていたのかを書きます。2026年7月時点の話です。
手数料が安いから選んだ、というのが間違いだった
そもそもなぜこの2つを選んだかというと、手数料が圧倒的に安かったからです。
| サイト | 販売手数料 |
|---|---|
| Skeb | 最大9.8%(条件を満たせば8.3%、2つ満たせば6.8%) |
| pixivリクエスト | 10% |
| SKIMA・ココナラ | 22% |
22%取られるより6.8%のほうがいい。当然そう考えました。でも実際に手元に残った金額は、6.8%のほうがゼロでした。取り分の率をどれだけ下げても、依頼が来なければ何も残りません。 各サイトの料率は6サイトの手数料比較に公式情報で並べています。
依頼が来る仕組みが、根本的に違った
理由は、募集を出したあとに何が起きるかを見れば分かります。
Skebは、募集を開始すると連携しているSNSのフォロワーに開始メールが届く作りです。つまり依頼が来る経路は「フォロワーに知らせる」がメインで、Skebの中を歩いている知らない人が見つけてくれる作りではありません。手数料の割引条件のひとつが「XのプロフィールにSkebのURLを掲載していること」なのも、この設計を裏づけています(Skebクリエイターガイドライン)。
pixivリクエストも同じで、pixivに作品を積んで読者がついている前提の機能です。リクエストを送ってくるのは、あなたの作品を読んだ人です。
自分にはそのどちらもありませんでした。SNSのフォロワーもpixivの読者もほとんどいない状態で募集を置いたので、開始メールが届く相手が、そもそもいなかったわけです。作品の質とか値段とか、そういう話の手前で決まっていました。
「探しに来てもらえる場」との違い
対照的だったのがSKIMAです。こちらは出品を置いておいたら、依頼が来ました。フォロワーはゼロのままです。
違いは、依頼者の動き方でした。SKIMAやココナラでは、依頼者が「小説を書いてくれる人」を探して回っています。検索して、条件と価格を見て、実績のない相手にも声をかけてくれる。だから知名度がなくても最初の1件が発生します。実際に売れたときの話はSKIMAで小説のオーダーメイドを売った話に書きました。
つまり22%と6.8%の差は、この「探しに来てもらえること」の値段でした。集客を自分で用意できる人には6.8%が正解で、用意できない自分には22%が必要だった。安いほうを選んだのは、払わなくていいものを削ったのではなく、自分に必要なものを削っていたわけです。
▶ 投稿サイトのリワードより稼げた。SKIMAで小説のオーダーメイドを売った話:フォロワーゼロで最初の依頼が来たときの実測
同じ失敗を、実は3回している
書いていて気づいたのですが、自分はまったく同じ形で3回転んでいました。
Kindle(KDP)でも小説を出して、収入はゼロでした。売れなかったというより読まれなかった。Skebとpixivリクエストも依頼ゼロ。3つに共通していたのは、どれも「置いておけば誰かが来る場所」ではなかったことです。KDPには投稿サイトの新着欄のようなものがなく、Skebとpixivは自分のフォロワーに向けて開く仕組み。どれも、人を連れてくるのは自分の役目でした。
自分はそれを3回とも用意しないまま出していました。なろうの収益化を含めた4つの経路の比較は小説家になろうで収益化する4つの方法に整理しています。
じゃあどうすればよかったか
順番の問題だったと思っています。
フォロワーや読者の蓄積がない段階でやるなら、依頼者が探しに来る場で最初の実績を作るのが先です。自分の場合はSKIMAでした。そこで評価がつき、リピーターができ、SNSでも見てもらえるようになってから、手数料の安いSkebやpixivリクエストに戻ってくればいい。自分は順番を逆にして、いちばん条件のいい場所を、いちばん実力のない時期に選んでいました。
いま同じ状況にいる人には、料率の表を見比べるより先に「その場所は、誰が自分を見つけてくれる作りなのか」を確認することを勧めます。そこが噛み合っていないと、手数料が何%でも結果は変わりません。
まとめ
Skebとpixivリクエストで依頼が来なかったのは、書いたものが悪かったからではなく、フォロワーがいない状態で出したからでした。この2つはすでにファンがいる人がいちばん得をする場所で、自分はその条件を満たしていなかった。手数料の安さに引っぱられて、自分に足りないものを見ていませんでした。
いまはSKIMAで依頼を受けていて、手数料は22%払っています。高いとは思っていません。見つけてもらう部分を代わりにやってもらっている料金だと分かったからです。コミッションという働き方の全体像は小説を書いて稼ぐコミッションという選択肢に、向き不向きはコミッションの向き不向きに書きました。
この記事の前提
- 内容・料率はすべて2026年7月時点。手数料や仕様は改定されることがあるので、正式な条件は各公式で確認してください
- 「依頼ゼロ」は、SNSのフォロワーやpixivの読者がほとんどいない状態で約1カ月募集を出した場合の筆者の結果です。Skebやpixivリクエストでは稼げない、という記事ではありません。既に読者がいる人には、料率の低さがそのまま効きます
- 募集期間は約1カ月と短く、ジャンルや価格設定によって結果が変わる可能性は残ります。「1カ月で判断するのが正しい」という話でもありません
- 収益が出ているのはSKIMAのみです。ココナラは使っていないため、公開されている条件の範囲でしか書いていません