小説の執筆依頼の相場は1文字いくらか。実績ゼロから決めた実測

小説の執筆を依頼する側でも受ける側でも、最初に知りたいのは「1文字いくらが普通なのか」だと思います。結論を先に書くと、1文字1円あたりが目安です。自分は実績ゼロのときに0.5円から始めて、いまは1円で受けています。2026年7月時点の実測で、その決め方と実際の金額を整理します。

相場は1文字1円あたり

出品一覧をざっと眺めた印象では、小説のオーダーメイドは1文字1円以上が多い水準でした。音声作品の台本のように著作権の譲渡が絡むものは、それより高めに設定されている例もあります。

1文字1円で計算すると、依頼の総額はこうなります。

分量 依頼額の目安
3,000字(短編) 3,000円
5,000字 5,000円
10,000字 10,000円
20,000字 20,000円

自分が実際に受けてきた依頼は1件あたり3,000円から12,500円の範囲で、この表の上半分に収まっています。短編1本から中編くらいまでが動きやすい帯だという感覚です。

実績ゼロのときは、あえて半額にした

始めた当初、自分は1文字0.5円、相場の半額から出しました。

理由はシンプルで、実績ゼロの新人が、評価も取引履歴もある人と同じ値段で並んでも選ばれないからです。まず必要なのは儲けより実績だと考えました。安くてもいいから依頼を受けて、評価をもらって、ちゃんと納品する人だという履歴を作る。それを最優先にしました。

これはうまくいって、安く設定したぶん依頼が来て、実績がたまっていきました。0.5円でも積み上がると金額としても思ったより稼ぎになって、安売りは消耗するイメージがありますが、自分の場合は入口として機能しました。その後、実績がついてから1円へ上げています。

依頼する側から見た目安

発注する立場で見ると、手数料は出品者側が負担するのが基本なので、表示価格がそのまま支払額になります。1文字1円なら5,000字で5,000円、という素直な計算です。

そのうえで、極端に安い出品には理由があることが多いです。自分がまさにそうで、0.5円だったのは腕の対価ではなく実績がなかったからでした。安さの理由が「新人だから」なのか別の何かなのかは、評価と過去の取引を見れば見当がつきます。

手数料を引くと、手取りはいくらになるか

受ける側にとって大事なのはここです。1文字1円で5,000字なら売上5,000円ですが、プラットフォームの手数料が引かれます。

SKIMAは販売額2万円までが22%(税込)なので、5,000円の依頼なら手取りは3,900円です。ココナラも通常サービスは22%。1文字1円で受けても、実際に手元に残るのは1文字0.78円くらいという感覚になります。ここを見落とすと、思っていたより残りません。

なおSKIMAは金額が上がると料率が下がって、2万円超で16%、5万円超で11%になります。同じ総額なら小さい依頼を数件受けるより大きい依頼を1件受けたほうが手取りが増える計算で、6サイト分の料率は6サイトの手数料比較に公式情報で並べました。

値付けの順番(仮説)

自分の経験からは、順番があると思っています。最初は選ばれる理由を価格で作る、次に実績で信頼を作る、そこから上げる。新人がいきなり相場で強気に出るより、安さで入口を開けたほうが回り始めやすい。

ただし安売りのまま消耗しないこと。「実績がついたら上げる」を最初から前提にしておくのが大事だと思います。実際に上げたときに依頼が止まらなかったので、早めに動いてよかったと感じています。

投稿サイトのリワードより稼げた。SKIMAで小説のオーダーメイドを売った話:実際に依頼が来て納品するまでの流れと、月の規模

まとめ

相場は1文字1円あたり、手数料を引いた手取りは0.78円あたり。実績がないうちは半額から入って、履歴ができたら上げる。自分はこの順番で回り始めました。どこで売るかによって手取りが変わるので、始める前に料率は見ておいたほうがいいです。コミッションという働き方の全体像は小説を書いて稼ぐコミッションという選択肢に、向き不向きはコミッションの向き不向きに書きました。


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